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ちばあきおの名作「キャプテン」を読んだ

マンガ

ちばあきおの代表作

「キャプテン」と言えば野球漫画の名作として語り継がれる、ちばあきおの代表作である。もちろん、56歳(2025年現在)になる今、初めて読む訳ではない。とは言っても中学野球が舞台のこの話を読んだのは私が中学生や学生の時ではなく、大人になってからだ。

アニメも見ていた記憶があるが、中学生か高校生の時だったような…となるとアニメが先で漫画が後だったのか?それはともかく、アニメも漫画も面白かったという記憶がある。ちなみに漫画の方は私が20代の時に読んだような気がする。

ちなみに、兄弟である「ちばてつや」は言うまでもなく日本を代表する漫画家の一人であり、代表作「あしたのジョー」(原作:梶原一騎)は日本を代表する漫画である。ちばてつやが描く矢吹丈は強い男だが、ちばあきおが描く「キャプテン」の主人公たちはみな「普通の少年」たちである。

あらすじなど

「キャプテン」は、名門中学から転校してきた主人公(谷口)が、名門中学でレギュラーを張っていた凄い選手と間違われたまま、その経歴を買われてキャプテンになるが、実は補欠だった。それでも努力を重ねてチームを強くしていき、本物の「キャプテン」になるという話である。

あえてドラマチックに描いていないのかと思う程、淡々と話は進む。絵のタッチも劇画風であったり、緻密にも写実的にも描かれていない。正直、野球のシーンも迫力はない。いわゆる「マンガ」の雰囲気がプンプンするマンガ中のマンガである。また、出てくる選手たちも特殊能力も無ければ、急に覚醒したりするわけでもない。

そして、谷口は卒業し「キャプテン」は交代する。主人公も新しいキャプテンに変わる。いわば人ではなく「キャプテン」といういれものが主人公なのだ。それでも、ここまで面白く感動できるマンガが描ける、稀有な存在だったと思う。惜しい。(ちばあきおは、1984年に自らこの世を去っている。)

感想と採点

ただ、先日56歳になった私が読んだ「キャプテン」だが、楽しみにしていた分もあるのか、それに思い出補正もあるのだろうか何か心に響かなかった。以前は気にならなかった「努力しただけで強くなる」というのが、何だか心のどこかにひっかかってしまったからだろうが、普段は時代考証や矛盾をも気にしない自分だけに不思議だった。

淡々と描かれている分、余計にそう思うのかもしれないが、それほど努力したようには見えないのだ。そこは想像しなければいけないのかもしれないが、画力でそれが表現できないところを、読み手の方で補完するのもおかしな話である。

まあ、今のマンガなんてもっと簡単に強くなる。覚醒したり実は何々の末裔だったとか。それに能力系バトルなんてそもそも作り話だし。(それを言っちゃあおしまいか。)それでもマンガなんて面白きゃいいと思うのだが、「キャプテン」は努力そのものがという話だから・・・

と少し変な感想になったが、名作でありもちろん面白いはみなの知るところである。是非、読んでみてほしい。採点は・・・65点

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