面白くないというよりは「合わない」
糸井重里という人は個人的にはあまり好きでない。巨人ファンだからということもあるが、私が好きでないその根っこの部分は「何でこの程度の男がもてはやされているのか」感からくるもので、今でいう「バカリズム」が、私の中のその位置を占める存在である。
なお、「バカリズム」は「都道府県の持ち方」のネタなど、いくつか面白いと思えるネタもあるが、ほとんどのネタが面白くない。もっと言えば「IPPONグランプリ」での忖度は観ていられないほどで、まっちゃんが好きだからとはいえ、酷いと思う。
ただ、私はコテコテの関西人なので、実際は面白くないというよりは「合わない」だけなのだとは思うが、実は大多数の人が「つまんね」と思っているはずだ。そして、それはゆりあんにもあてはまるし、この糸井重里にもあてはまる。
「着眼点は凄い」
Wikipediaの「糸井重里」の評価欄に、【1995年にナンシー関が、テレビタレントとしての糸井について「誰かが『もうおもしろくねぇんだよ』とでも突っ込んでくれたら、どんなに気が楽になるだろう。」】と引用されているが、言い得て妙である。
バカリズムのほうは、Yahoo!知恵袋から私が引用したい。「バカリズムだけずっと面白さが理解できません。とくにIPPONグランプリはスベり倒してると思います。ネタも正直言って会場冷め切ってること多いし、どうして評価されているんでしょうか。」いやあ、全く同感だ。
こういう人たちが「もてはやされ」「露出が多い」のは、ひとつは指示通り動くというテレビ局側の使いやすさと、「着眼点の凄さ」にあるとは思うが、話にしてもネタにしても「ふ~ん」とか「へぇ~」で終わるレベルであって、それが「面白い」には全く繋がっていない。
さて、糸井重里といえばゲーマーである私に言わせると「MOTHER」というファミコンの名RPGが思い浮かぶが、私ほどのゲーマーがなんと「MOTHER」は未プレイである。これは私の強固なまでの「嫌糸井」にあるのだが、自分でも何でこんなに嫌いなのか分からない。
萬流コピー塾だけは絶賛
そんな糸井重里だが、表題の「萬流コピー塾」だけは絶賛しておきたい。もともとは「週刊文春」で連載していたようだが、私が読んだのはそれをまとめた単行本で、1984年に発行されたもののようだ。
その内容は、塾生が「お題」に対してキャッチコピーをつけ、そこに家元である糸井重里が採点をしていくというもの。その塾生と言うのは読者であり、いわゆる「ハガキ職人」たちであるが、この「ハガキ職人」たちのコピーの面白いこと。
糸井重里はある対談で「自分は『場所を作る存在』で、その場所でみんなで遊んでもらえばいい。」と発言しているというが、この「萬流コピー塾」がまさにそれにあたる。その点でいうと糸井重里が「場所作りの天才」というのは間違いない。
いくつか、私が覚えている(間違っていたらごめんなさい。)お題とコピーを紹介する。
お題「米」【違うよ母さん、これは米のとぎ汁だよ】
お題「納豆」【納豆、空海(食うかい)】
お題「輪ゴム」【コトの前、髪を束ねるあどけなさ】
この単行本がブックオフで100円で売られているらしいから、探してみようと思った。あと、お題かコピーか何か忘れたが「鉄の貞操帯、サッチャー」みたいなフレーズがあったのを記憶しているが、何だったのだろう…

