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女王陛下のユリシーズ号が読めなかった

小説

推理小説のランキングを見て

競馬好きからスタートして、ディック・フランシスの小説を読むようになったのが海外ミステリを読んだきっかけだった。そこからアガサ・クリスティのようなミステリから、深夜プラス1のような冒険小説、そして長いお別れのようなハードボイルドなどを読みだした。

それらの著作を選ぶツールとして、ネットでの書評や評判も参考にしたが、特に頼りにしたのは、やっぱり「このミステリーがすごい!」などのランキングである。この「女王陛下のユリシーズ号」は、そもそも書評でも評価は高いが、さらに早川書房の「ミステリマガジン」発行の「冒険・スパイ小説ハンドブック」で第1位にもなっているというから、期待して購入した。

少し読みづらい・・・

文庫本での購入だったが、とりあえず分厚い。しかし、つまらない小説なら分厚いのは苦でしかないが、面白い小説の場合はむしろ嬉しい。その先の記憶はあまりないが、50ページくらいは読んでみたはず。ただ、その50ページの内容もあまり覚えていない。船が揺れたり、寒かったりとか?くらいかな…それも間違っているかも。

あまり予備知識があっても、面白さが半減することもあるから、読む前にあまり情報は仕入れないようにしている。そして、その時も何も知らずに読んだのもあってか、今でも全くあらすじさえ知らない。

同じように読み進めるのが辛かった作品には高村薫の「レディ・ジョーカー」がある。こちらも評価の高い作品でかつ大作。文庫本で上中下の全3巻あったが、3巻どころか1巻、いや1巻どころか、最初の手紙の途中(5ページくらい?)で断念した。

しかし、先に全3巻買ったからもったいない(と言っても古本だから全部で300円。)というので、もう一度チャレンジし、こちらは読破した。ただ、特に気になる部分もなく、よく調べてよく練られた良作なのは良く分かったが、何となく「思ったのと違った。」感があり、お気に入りの作品とはならなかった。

結局いいものが多い

自分でも冒険小説のドキドキや、ミステリのどんでん返しが好きなのは良く分かっているので、それは趣味の問題でもあるのだろうが、同じ全3巻で比較しても司馬遼太郎の「項羽と劉邦」なんか、もう何度読んだかと言うほどお気に入りである。ま、これはこれで歴史小説だから同じ土俵で論じるのも変だが。

ちなみに、司馬遼太郎は大好きなのだが、初めて読んだのがこの「項羽と劉邦」というのも珍しいかも。さて、そして「女王陛下のユリシーズ号」だが、いつのまにか手元からは無くなっており、ついには再読の機会も手元からは失われているが、再挑戦すべきだろうか。

なんやかんや言っても、ランキングの上位作品というのはだいたい面白いので。今ならどうか分からないが「ミステリマガジン」の「冒険・スパイ小説ハンドブック」で第1位だし。大衆受けして馬鹿にせざるを得なくなり、作者にも問題ありそうな「永遠の0」も、ひょんなことから読むことになったら面白くて1時間位で読んだし。

もともとドラマも人生で3本くらい(池中玄太80キロ、必殺仕事人、西遊記)しか見ていなかった私が、それも(これも馬鹿にしてた)ベタ中のベタなドラマ「冬のソナタ」を無理矢理貸してくれたのを仕方なくみたら、一気に全話見てしまったし。結局、売れるもの、評価の高いものはやっぱりいいものが多いのでねぇ。

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