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私が愛する「ロス・ロボス」一度聞いてみてほしい。

洋楽

知名度はほぼゼロ?

「ロス・ロボス」というバンドの日本における一般的な知名度は、ほぼゼロではないだろうか。私の年代(1969年生まれ)なら、「ラ・バンバ」の曲を流して「この歌を歌っていたバンドだよ」と聞くと「ああ、あの」と分かる人が多少いる程度か。

俗に言う「洋楽好きな人」ならバンド名は聞いたことがあるだろうし、この「ラ・バンバ」よりも名盤と言われる「コロッサル・ヘッド」を輩出したバンドであることと、ちょっとロボットチックな人形となった「コロッサル・ヘッド」のアルバムジャケットは知っているかもしれない。

私が初めてロス・ロボスに触れたのは、やはりMTVか何かで見た「ラ・バンバ」であって、太った髭のグラサン親父が歌う、いかにも見た通り陽気なメキシコあたりのバンドで、映画が当たったことで売れた「ラ・バンバ」がヒットしただけの一発屋だと思っていた。

Will the Wolf Survive?

そのイメージが払拭されたのは、アルバム「Will the Wolf Survive?」を買って聴いてから。「ラ・バンバ」1曲のバンドではなく、しっかりと地についた、アルバムで聴かせる素晴らしいバンドだと、これで分かった。一時期はこのアルバムを擦り切れるほど聞いた。CDやけど。

このアルバムを買ったのは、私の青年時代のバイブル「渋谷陽一、ロックアルバムベストセレクション」による。この本(文庫本)は、ネットもスマホもない当時、洋楽の名盤がどれかという事を知る、唯一の手掛かりだった。当時、かなりの割合でこの本をなぞるようにアルバムを買っていた。

その本に載っていたものはどれも素晴らしいアルバムだったが、その中でもこの「Will the Wolf Survive?」は良かった。とにかく楽しい。かっこいい。これが俺の求めていた音楽だと思った。その後しばらくしてこのロス・ロボスがニューアルバムを出した。それが「KIKO」である。

無人島に持っていくアルバム

いやあ、これも良かった。これも擦り切れるほど聞いた。その後は、この2枚で満足したというか、これほど良いと他のアルバムがこれ以上良い訳ないと思ったのか、他のアルバムには手を出していなかった。しかし、彼らの代表作であり傑作と誉れ高い「コロッサル・ヘッド」は聞かなきゃいかんと思い、今度はサブスクで聴いた。

これはビビった。キレッキレだ。気が触れたのかというほど、突っ走っている。やはりロス・ロボスは只者ではない。ただ、私には合わなかった。もう少し若ければ違ったのかもしれない。いや、逆に還暦を超えてくるとこれが良くなってくるのかも。それを楽しみにしている。

見た目や音楽性から「合わなさそう」と思って避けている人も結構いるかと思うが、「ラ・バンバ」だけのバンドではないので、是非、この3作のうちどれかを聞いてみてほしい。私の「無人島に持っていくアルバム10」に1枚は絶対入るバンドである。

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